ATS-Psとは
 
■概要
ATS-Psとは従来のATS-SNにパターンによる速度照査機能を持たせたATSです。
停止信号までに確実に止まれるようブレーキパターンを作成し、そのパターンをオーバーした場合には非常ブレーキを作動させて列車を停止させます。

■動作表示器
表示灯 点灯する条件
主系・従系 ATS-Ps電源が入っている場合に点灯。この表示がない車両もあります。
パターン発生 パターンが発生している場合に点灯
パターン接近 列車速度がパターン速度に当たる5秒前、または5km/h以内になると点灯
ブレーキ動作 列車速度がパターン速度を超えると点灯。同時に非常ブレーキ動作。
ブレーキ開放 ブレーキ開放スイッチを操作してから1分間点灯。点灯中はATS-Psによる非常ブレーキが動作しない。
Ps故障 Ps車上装置が故障すると点灯
緑色LEDバー 列車速度を60個のLEDで表示。ATS-Psを開放しているときは消灯。
オレンジ色LEDバー パターン速度を60個のLEDで表示。ATS-Psを開放しているときは消灯。
 
 

 ATS-Ps路線の作成方法
 
■はじめに
ATS-Ps路線の作成方法は基本的にATS-SN路線にPs用地上子を設置するだけです。
しかしこの地上子の設置方法が結構複雑です。技術屋になった気分で地上子の配置を行いましょう。


・信号機を置く Track.SigF(objectIndex; section; x; y)
 ATS-SN路線の項目を参照してください。

・セクション(閉塞)を作る Track.Section(s0; s1; ... ; sn)
 ATS-SN路線の項目を参照してください。

・地上子を置く Track.Beacon(typeBeacon; structureIndex; section; n)
 次の「地上子の配置方法」を参照
 
 

 地上子の配置方法
 
■地上子の種類
このプラグインで使用するATS-Ps地上子には以下の種類があります。 この他にATS-SN地上子を使用します。
番号 種類(略記号) 設置個所 ATSプラグインに送る値
11 第一パターン発生(Ps1) 信号機の655m手前  
12 第二パターン発生(Ps2) 信号機の390m手前 車上タイマー速度照査を行う速度。
50のみ。
13 第一、第二パターン消去(PsC) パターン消去を行う場所  
14 パターン種別認識(PsM) ※1 この地上子の共振周波数。
90、95、108のいずれか。
15 分岐器速度制限発生(PsP) 速度制限開始位置の555m手前 非常ブレーキが作動する速度。(通常は制限速度+10km/h)
35、45、50、55、60、65、70のいずれか。消去は0。
16 曲線速度制限発生(PsR) 速度制限開始位置の555m手前 非常ブレーキが作動する速度。(通常は制限速度+10km/h)
50、60、70、80、90、100、110のいずれか。消去は0。
17 下り勾配速度制限発生(PsL) 速度制限開始位置の555m手前 非常ブレーキが作動する速度。(通常は制限速度+10km/h)
45、55、65、75、85、95、105のいずれか。消去は0。
18 臨時速度制限発生(PsT) 速度制限開始位置の555m手前 非常ブレーキが作動する速度。(通常は制限速度+10km/h)
35、40、45、50、55、60、65のいずれか。消去は0。
19 入換パターン発生(PsY) 入換信号機の手前 非常ブレーキが作動する速度。
30、50のどちらか。
20 誘導パターン発生(PsZ) 誘導信号機の手前  
0 ロング地上子(Q1) 信号機の約600m手前※2 勾配補正を行う場合の平均勾配値
-15、-25、-35のいずれか。
1 直下地上子(Q2) 信号機の25m手前※2  
※1)パターン種別認識地上子は設置個所が用途によって異なります。
※2)ロング地上子と直下地上子はATS-SN路線と同じ地上子を使用します。



■場内信号機、出発信号機に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
第一パターン発生地上子(Ps1)を通過すると第一パターンが発生します。第一パターンは65km/hで一定となります。
ロング地上子(Q1)を通過するとATS-SNと同じく警報が作動します。
第二パターン発生地上子(Ps2)を2回続けて通過すると第二パターンが発生します。第二パターンは10km/hで一定となります。
パターンが発生していない場合には速度照査を行います。照査速度は地上子に設定された値によります。
信号の現示が停止のまま直下地上子(Q2)を通過した場合、ATS-SNと同じく非常ブレーキが作動します。同時に15km/hパターンも発生します。
信号の現示がアップしてから直下地上子を通過した場合、第一パターンと第二パターンが消去されます。
第二パターンは信号機を超えると消去されます。
15km/hパターンは直下地上子から80m走行すると消去されます。

2. 地上子の設置方法
第一パターン発生地上子(Ps1)は信号機の655m手前に設置します。この地上子の位置は移動できません。
ロング地上子(Q1)は信号機の約600m手前に設置します。
2つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-2)は信号機の390m手前に設置します。この地上子の位置は移動できません。
ATSプラグインに送る値には 50 を設定します。これにより、車上タイマー速度照査機能を有した車両でパターンが発生していない場合に50km/hの速度照査を行います。
1つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-1)はPs2-2の8m手前に設置します。
※実際には車上タイマー速度照査の速度によってPs2-1の設置位置は変化します。しかしそれでは難しくなってしまうので、このプラグインでは8m固定とします。
直下地上子は信号機の25m手前に設置します。35m以上手前に設置すると誤出発防止地上子とみなし、15km/hパターンは発生しません。


■閉塞信号機に対して地上子を設置する
1. 動作の概略
 場内信号機・出発信号機と同じ

2. 地上子の設置方法
 場内信号機・出発信号機と同じですが、SN路線では設置されていない閉塞信号機に対する直下地上子を、信号機の25m手前に設置します。


■信号機同士の間隔が短い個所に地上子を設置する
信号機同士の間隔が短い場合、パターンが重複して発生する場合があります。
下図の例では出発信号機のPs1地上子が場内信号機の外方にあるため、場内信号機のパターンと出発信号機のパターンが重複して発生しています。
このような場合、どちらの信号機に対する地上子なのかを判別する必要があります。その方法として、手前側の信号機(下図の場合は場内信号機)の地上子に対してパターン種別認識地上子(PsM)を設置します。

1. 動作の概略
場内信号機の第一パターン発生地上子(Ps1)を通過すると場内信号機に対する第一パターン(Pbパターン)が発生します。
場内信号機のロング地上子(Q1)を通過すると警報が作動します。
場内信号機の第二パターン発生地上子(Ps2-2)を通過すると場内信号機に対する第二パターン(Pbパターン)が発生します。
出発信号機の第一パターン発生地上子(Ps1)を通過すると出発信号機に対する第一パターン(Paパターン)が発生します。
場内信号機の現示がアップしてから場内信号機の直下地上子(Q2)を通過すると、場内信号機に対する第一パターンと第二パターン(Pbパターン)が消去されます。
このとき出発信号機に対するパターン(Paパターン)は発生したままです。
出発信号機のロング地上子(Q1)を通過すると警報が作動します。
出発信号機の第二パターン発生地上子(Ps2-2)を通過すると出発信号機に対する第二パターン(Paパターン)が発生します。
出発信号機の現示がアップしてから出発信号機の直下地上子(Q2)を通過すると、出発信号機に対する第一パターンと第二パターン(Paパターン)が消去されます。
パターンが重複して発生している場合は低い方のパターンが有効です。

2. 地上子の設置方法
場内信号機に対する第一パターン発生地上子(Ps1)を場内信号機の655m手前に設置します。
この地上子に対する種別認識地上子(PsM)を2m手前に設置します。PsM地上子のATSプラグインに送る値には 95 を設定します。
ロング地上子(Q1)は信号機の約600m手前に設置します。この地上子にはPsM地上子を設置する必要ありません。
場内信号機に対する2つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-2)を場内信号機の390m手前に設置します。ATSプラグインに送る値には 50 を設定します。
場内信号機に対する1つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-1)をPs2-2の8m手前に設置します。
この地上子に対する種別認識地上子(PsM)を2m手前に設置します。PsM地上子のATSプラグインに送る値には 95 を設定します。
出発信号機に対する第一パターン発生地上子(Ps1)を出発信号機の655m手前に設置します。
場内信号機に対する直下地上子を場内信号機の25m手前に設置します。
この地上子に対する種別認識地上子(PsM)を2m手前に設置します。PsM地上子のATSプラグインに送る値には 95 を設定します。
出発信号機に対するロング地上子(Q1)を出発信号機の約600m手前に設置します。
出発信号機に対する2つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-2)を出発信号機の390m手前に設置します。ATSプラグインに送る値には 50 を設定します。
出発信号機に対する1つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-1)をPs2-2の8m手前に設置します。
出発信号機に対するSN直下地上子を出発信号機の25m手前に設置します。


■分岐器速度制限に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
分岐器速度制限発生地上子(PsP)を通過すると分岐器制限パターンが発生します。
分岐器から50m走行するとパターンが消去されます。

2. 地上子の設置方法
分岐器速度制限発生地上子(PsP)は分岐器の555m手前に設置します。この地上子の位置は移動できません。
ATSプラグインに送る値には制限速度+10km/hの値を設定します。(表1参照)
パターン種別認識地上子(PsM)をPsP地上子の手前に設置します。間隔は制限速度により異なります。表1を参照してください。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。

 表1. 分岐器速度制限発生地上子(PsP)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
制限速度
(km/h)
ATSプラグインに送る値
照査速度(km/h)
PsMとPsPの間隔
(m)
25 35 22
35 45 18
40 50 15
45 55 12
50 60 9
55 65 6
60 70 4


■曲線速度制限に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
曲線速度制限発生地上子(PsR)を通過すると曲線制限パターンが発生します。
もう一度曲線速度制限発生地上子(PsR)を通過すると曲線制限パターンが消去されます。

2. 地上子の設置方法
曲線速度制限発生地上子(PsR)を制限開始位置の555m手前に設置します。この地上子の位置は移動できません。
ATSプラグインに送る値には制限速度+10km/hの値を設定します。(表2参照)
パターン種別認識地上子(PsM)をPsR地上子の手前に設置します。間隔は制限速度により異なります。表2を参照してください。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。
パターン消去用の曲線速度制限発生地上子(PsR)をパターンを消去する位置に設置します。
ATSプラグインに送る値には 0 を設定します。
パターン種別認識地上子(PsM)を消去用PsR地上子の2m手前に設置します。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。

 表2. 曲線速度制限発生地上子(PsR)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
制限速度
(km/h)
ATSプラグインに送る値
照査速度(km/h)
PsMとPsRの間隔
(m)
40 50 22
50 60 18
60 70 15
70 80 12
80 90 9
90 100 6
100 110 4
解除 0 2


■下り勾配速度制限に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
下り勾配速度制限発生地上子(PsL)を通過すると下り勾配制限パターンが発生します。

もう一度下り勾配速度制限発生地上子(PsL)を通過する下り勾配制限パターンが消去されます。


2. 地上子の設置方法

下り勾配速度制限発生地上子(PsL)を制限開始位置の555m手前に設置します。この地上子の位置は移動できません。
ATSプラグインに送る値には制限速度+10km/hの値を設定します。(表3参照)

パターン種別認識地上子(PsM)をPsL地上子の手前に設置します。間隔は制限速度により異なります。表3を参照してください。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。
パターン消去用の下り勾配速度制限発生地上子(PsL)をパターンを消去する位置に設置します。
ATSプラグインに送る値には 0 を設定します。
パターン種別認識地上子(PsM)を消去用PsL地上子の2m手前に設置します。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。

 表3. 下り勾配速度制限発生地上子(PsL)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
制限速度
(km/h)
ATSプラグインに送る値
照査速度(km/h)
PsMとPsLの間隔
(m)
35 45 22
45 55 18
55 65 15
67 75 12
75 85 9
85 95 6
95 105 4
解除 0 2


■臨時速度制限に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
臨時速度制限発生地上子(PsT)を通過すると臨時制限パターンが発生します。

もう一度臨時速度制限発生地上子(PsT)を通過すると臨時制限パターンが消去されます。


2. 地上子の設置方法

臨時速度制限発生地上子(PsT)を制限開始位置の555m手前に設置します。この地上子の位置は移動できません。
ATSプラグインに送る値には制限速度+10km/hの値を設定します。(表4参照)

パターン種別認識地上子(PsM)をPsT地上子の手前に設置します。間隔は制限速度により異なります。表4を参照してください。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。
パターン消去用の臨時速度制限発生地上子(PsT)をパターンを消去する位置に設置します。
ATSプラグインに送る値には 0 を設定します。
パターン種別認識地上子(PsM)を消去用PsT地上子の2m手前に設置します。
ATSプラグインに送る値には 90 を設定します。

 表4. 臨時速度制限発生地上子(PsT)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
制限速度
(km/h)
ATSプラグインに送る値
照査速度(km/h)
PsMとPsTの間隔
(m)
25 35 22
30 40 18
35 45 15
40 50 12
45 55 9
50 60 6
55 65 4
解除 0 2


■入換信号機に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
入換パターン発生地上子(PsY)を通過すると入換パターンが発生します。入換パターンの速度は一定です。

直下地上子(Q2)を通過すると入換パターンが消去されます。


2. 地上子の設置方法

入換パターン発生地上子(PsY)を入換速度制限が必要な個所に設置します。
ATSプラグインに送る値は表5を参照してください。

パターン種別認識地上子(PsM)をPsY地上子の手前に設置します。間隔は制限速度により異なります。表5を参照してください。
ATSプラグインに送る値には 108 を設定します。

 表5. 入換パターン発生地上子(PsY)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
制限速度
(km/h)
ATSプラグインに送る値
照査速度(km/h)
PsMとPsYの間隔
(m)
25 30 4
45 50 2


■誘導信号機に対して地上子を設置する

1. 動作の概略
誘導パターン発生地上子(PsZ)を通過すると誘導パターンが発生します。誘導パターンの照査速度は25km/hで一定です。

ATS-Ps電源オフで誘導パターンが消去されます。


2. 地上子の設置方法

誘導パターン発生地上子(PsZ)をQ2地上子の手前に設置します。
ATSプラグインに送る値は表5を参照してください。

パターン種別認識地上子(PsM)をPsZ地上子の2m手前に設置します。
ATSプラグインに送る値には 108 を設定します。
 
 

 下り勾配補正
 
■下り勾配における地上子
下り勾配では制動距離が伸びるため、非常ブレーキが作動しても停止信号を超えてしまう恐れがあります。
そこで下り勾配ではパターン発生地上子から信号機までの距離を長くして通常より手前から速度照査を開始し、余裕を持って減速させるパターンを作成します。
また、第二パターンを勾配の大きさに応じて補正し、信号機手前で正確に停止できるように補正します。これが下り勾配補正です。

1. 動作の概略

第一パターン発生地上子(Ps1)を通過すると第一パターンが発生します。

ロング地上子(Q1)を通過すると警報が作動します。
また、手前の種別認識地上子(PsM)との組み合わせにより、第二パターンの勾配補正値を取得します。

第二パターン発生地上子(Ps2)を2回続けて通過すると第二パターンが発生します。
Q1地上子によって勾配補正値を取得している場合、補正した第二パターンが発生します。

2. 地上子の設置方法
信号機手前の平均勾配値の大きさにより、第一パターン発生地上子(Ps1)と第二パターン発生地上子(Ps2)の位置を移動します。
地上子の設置位置の算出は計算がめんどくさいので、簡単に計算できるツールを用意しました。
ATSプラグインエディタ(AtsPluginEditor.exe)を起動し、ATS-Psタブ内にある「勾配補正計算機」ボタンを押します。

2-1. 勾配補正計算機の使い方
”信号機の位置”に信号機を設置した位置(距離)を入力します。

上で入力した信号機から1350m手前の範囲にある勾配を、上り勾配も含めて全て入力します。
(1〜5まで最大5箇所の勾配を入力できます。勾配がない場合は0を入力してください。)
(信号機を越える、または1350mより手前の勾配は無視して計算されるので、純粋に勾配の開始位置と終了位置を入力しても大丈夫です。)

「計算」ボタンを押すと計算を行います。結果は下の黄色いエリアに表示されます。

2-2. 計算結果に基づいて地上子を設置する

計算結果の”第一パターン発生地上子設置位置”に表示されている距離に第一パターン発生地上子(Ps1)を移動します。

計算結果の”第二パターン発生地上子設置位置”に表示されている距離に、2つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-2)を移動します。それに伴い1つ目の第二パターン発生地上子(Ps2-1)も移動します。

ロング地上子(Q1)は移動しません。※1
ATSプラグインに送る値には”ロング地上子のOptionalに設定する値”に表示されている値を設定します。ここに”不要”と表示されている場合は第二パターンの勾配補正が不要ですので、ATSプラグインに送る値には何も設定しません。

パターン種別認識地上子(PsM)をロング地上子の手前に新たに設置します。設置間隔は”パターン種別認識用地上子とロング地上子の間隔”に表示されている間隔です。ここに”不要”と表示されている場合は第二パターンの勾配補正が不要ですのでPsMは設置しません。
ATSプラグインに送る値には、パターンが重複して発生しない場合(「信号機同士の間隔が短い個所に地上子を設置する」の項目を参照) 108 を設定します。パターンが重複して発生する場合、Pbパターンに対しては 95 を設定し、Paパターンに対しては 108 を設定します。
直下地上子(Q2)は移動しません。
※1) 第二パターン発生地上子(Ps2)がロング地上子(Q1)より手前に来てしまう場合にはロング地上子(Q1)を第二パターン発生地上子(Ps2)の手前に移動します。


 
 

 その他
 
■地上子の組み合わせ一覧表
発生するパターン 種別認識地上子(PsM)の
ATSプラグインに送る値
パターン発生地上子
第一パターン 95 ※1 Ps1
第二パターン 95 ※1 Ps2 + Ps2
分岐器速度制限 90 PsP
曲線速度制限 90 PsR
下り勾配速度制限 90 PsL
臨時速度制限 90 PsT
入換パターン 108 PsY
誘導パターン 108 PsZ
下り勾配補正 95/108 ※2 Q1
※1)パターン種別認識地上子はパターンが重複して発生する場合に設置
※2)Pbパターンの場合95、Paパターンの場合108


■デバッグについて
ATS-Psは地上子の配置が複雑で動作表示器の「パターン発生」表示だけではどのパターンが発生しているのかが分かりません。
なので デバッグ用にそれぞれのパターンに対するパターン発生表示を設けました。Panel2.cfgで設定します。
キー 内容 詳細
ats60 デバッグ用:Ps第1パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats61 デバッグ用:Ps第2パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats62 デバッグ用:Ps第1パターン(重複)発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats63 デバッグ用:Ps第2パターン(重複)発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats64 デバッグ用:Ps15km/hパターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats65 デバッグ用:Ps分岐器制限パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats66 デバッグ用:Ps曲線制限パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats67 デバッグ用:Ps勾配制限パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats68 デバッグ用:Ps臨時制限パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats69 デバッグ用:Ps入換パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats70 デバッグ用:Ps誘導パターン発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats71 デバッグ用:Ps勾配補正発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
ats72 デバッグ用:Ps勾配補正(重複)発生 [PilotLamp]で設定(発生:true)
 
 

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