ATS-Psとは | ||||||||||||||||||||
■概要 ATS-Psとは従来のATS-SNにパターンによる速度照査機能を持たせたATSです。
停止信号までに確実に止まれるようブレーキパターンを作成し、そのパターンをオーバーした場合には非常ブレーキを作動させて列車を停止させます。 ■動作表示器
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ATS-Ps路線の作成方法 | ||
■はじめに ATS-Ps路線の作成方法は基本的にATS-SN路線にPs用地上子を設置するだけです。 しかしこの地上子の設置方法が結構複雑です。技術屋になった気分で地上子の配置を行いましょう。 ・信号機を置く Track.SigF(objectIndex; section; x; y) ATS-SN路線の項目を参照してください。 ・セクション(閉塞)を作る Track.Section(s0; s1; ... ; sn) ATS-SN路線の項目を参照してください。 ・地上子を置く Track.Beacon(typeBeacon; structureIndex; section; n) 次の「地上子の配置方法」を参照 |
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地上子の配置方法 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■地上子の種類 このプラグインで使用するATS-Ps地上子には以下の種類があります。
この他にATS-SN地上子を使用します。
※2)ロング地上子と直下地上子はATS-SN路線と同じ地上子を使用します。 ■場内信号機、出発信号機に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
■閉塞信号機に対して地上子を設置する 1. 動作の概略 場内信号機・出発信号機と同じ 2. 地上子の設置方法 場内信号機・出発信号機と同じですが、SN路線では設置されていない閉塞信号機に対する直下地上子を、信号機の25m手前に設置します。 ■信号機同士の間隔が短い個所に地上子を設置する 信号機同士の間隔が短い場合、パターンが重複して発生する場合があります。
下図の例では出発信号機のPs1地上子が場内信号機の外方にあるため、場内信号機のパターンと出発信号機のパターンが重複して発生しています。 このような場合、どちらの信号機に対する地上子なのかを判別する必要があります。その方法として、手前側の信号機(下図の場合は場内信号機)の地上子に対してパターン種別認識地上子(PsM)を設置します。 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
■分岐器速度制限に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
表1. 分岐器速度制限発生地上子(PsP)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
■曲線速度制限に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
表2. 曲線速度制限発生地上子(PsR)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
■下り勾配速度制限に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
表3. 下り勾配速度制限発生地上子(PsL)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
■臨時速度制限に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
表4. 臨時速度制限発生地上子(PsT)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
■入換信号機に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
表5. 入換パターン発生地上子(PsY)に設定する値とパターン種別認識地上子(PsM)との間隔
■誘導信号機に対して地上子を設置する 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法
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下り勾配補正 | ||||||||||||||||||||||||
■下り勾配における地上子 下り勾配では制動距離が伸びるため、非常ブレーキが作動しても停止信号を超えてしまう恐れがあります。
そこで下り勾配ではパターン発生地上子から信号機までの距離を長くして通常より手前から速度照査を開始し、余裕を持って減速させるパターンを作成します。 また、第二パターンを勾配の大きさに応じて補正し、信号機手前で正確に停止できるように補正します。これが下り勾配補正です。 1. 動作の概略
2. 地上子の設置方法 信号機手前の平均勾配値の大きさにより、第一パターン発生地上子(Ps1)と第二パターン発生地上子(Ps2)の位置を移動します。
地上子の設置位置の算出は計算がめんどくさいので、簡単に計算できるツールを用意しました。 ATSプラグインエディタ(AtsPluginEditor.exe)を起動し、ATS-Psタブ内にある「勾配補正計算機」ボタンを押します。 2-1. 勾配補正計算機の使い方
2-2. 計算結果に基づいて地上子を設置する
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その他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■地上子の組み合わせ一覧表
※1)パターン種別認識地上子はパターンが重複して発生する場合に設置
※2)Pbパターンの場合95、Paパターンの場合108 ■デバッグについて ATS-Psは地上子の配置が複雑で動作表示器の「パターン発生」表示だけではどのパターンが発生しているのかが分かりません。
なので デバッグ用にそれぞれのパターンに対するパターン発生表示を設けました。Panel2.cfgで設定します。
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